嫁さんの実家にしばらくご厄介になるつもりで、

新聞をとめてしまったので不便な友北@です。







さて、

今日はねりこの入院中のお話です。



ねりこは女性ばかりの4人部屋に入院してるんですが、

個人部屋ではないので周りにも気を使います。



まあ、それは別に苦にならないそうですが、



問題は夜中。



周りが寝静まっている時に変な音を出しては大変です。



人間は寝ている時に不意に起こされたりすると、

怒りが爆発します。



と、ここで当サイトの昔からの訪問者の方ならご存知でしょう。



ねりこは寝ぼけます。



かつて、オイラを思いっきりぶっ叩き、

「しつこい!!」

と、のたまわった経験もあります。



そんなねりこ。

さすがです。

やってくれました。











以下はねりこから聞いた顛末です。













入院して1週間ほどしたある日の夜。

やけに蒸し暑く感じて目を覚ました。



すぐ向かいのベッドの人はつい先日退院した。

誰もいないはずのスペースからなぜか光が漏れている。

その光は蛍光灯よりも青白く、何故か壁から漏れているような感じがして目が離せなくなった。

周囲はいつもと変わらず、穏やかに寝息を立てている。

その静けさと対照的に、その一角だけは日常では考えられない様相を呈していた。

青白い光は先にもまして強くなり、やがて二つの塊となり、徐々に何かの形に変わりつつあった。

ふと気がつくと、自分が金縛りのようにベッドから動けなくなっている事に気づいた。



(これはマズイ。)



本能的に危険を感じ、全身の毛が逆立つような感覚を覚えた。

全身が危険を察知していた。

とっさに神経を集中し、体を動かそうと試みる。

その刹那、青白い光は二つの実体へと変化し、壁から浮き出てきた。



老婆と少女である。



老婆はしわがれた声とともにこの世のものとは思えぬ形相でこちらへはいつくばってくる。

よく見ると、下半身は漆黒の闇に隠れ、足は無い。

それでも木乃伊のような腕を伸ばし、伸びた爪を突き立て、はいつくばってやってくるのだ。



ゆっくりと。しかし、確実に。



伸びきった白髪。深く刻まれた皺。そして、何かを訴えかけるような落ち窪んだ眼。

ねりこの全身は硬直し、なすすべも無いまま、老婆はすがりついて来た。

老婆の形相はやがて狼のように変わり、ねりこののど元にゆっくりと近づく。

恐怖に引きつるねりこ。

しかし、その時、わずかに両手に自由が戻った。

すでに老婆の牙はねりこの首筋に迫っていた。

自由になった片手で老婆の鼻面を押さえ、もう片方の腕であるものを探した。

「清めの塩!」

すぐ横の入院患者用テーブルをまさぐり、塩を探す。

しかし、ここは知ってのとおり、入院病棟。塩などそうそうあるわけがない。

ここでねりこは賭けに出た。

引き出しの中にあったあるものを老婆に向かってぶちまけたのだ。

それは、

上白糖。


とりあえず白ければお清めになると思ったのだ。

目の前に迫る老婆の口の中に向かって上白糖をまくと、老婆は仰天してねりこから離れた。



(き、効いたのか・・・。)



しかし、事はそんなに単純ではなかった。

老婆はその砂糖をさもうまそうに食べ始めたのだ。



(まずい。砂糖を切らしたら、次はまた自分を襲いにくる。)



野性の本能ともいえる危機察知能力。



ねりこは引き出しの中の砂糖を握り、何度も何度も老婆に向かって投げ続けた。

老婆はそのたびに大きな口をカッと開き、その砂糖を受け止める。

何度も何度も。

自分のやっている行動が無駄だとわかると、人間は虚無感を感じ、悲しみがこみ上げて来る。

泣きながら砂糖を投げつけるねりことは対照的に力を増す老婆。

そして、砂糖には浄化能力が無いと見るや次の作戦に打って出た。

ねりこは泣きながら砂糖を投げつけつつ、こう叫んだのだ。



「南無阿弥陀仏!南無阿弥陀仏!南無阿弥陀仏!・・・(以下略)」



砂糖が続く限り、泣きながらこの作業を続けるねりこ。







と、







そこで

目が覚めたそうな。












ここで、同室者の立場から、事件を振り返って見ましょう。





夜中(3時頃)に同室者の一人(ねりこ)がうなされる。

「ん、う~んんん」

うなり声だけでなく、寝返りなども激しくなったようで、その音で同室者も目が覚める。

とはいえ、自分も夢うつつなので次の眠りに誘われるのを待つ。

しかし、やがて、うなり声にまじり、啜り泣きが聞こえる。

「ん、ん~う、ううっえっえ(泣)」

さらにはすすり泣きながらお経が。

「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。」

丑三つ時を過ぎた、乾いた入院病棟に響き渡るすすり泣くような南無阿弥陀仏の声。








そりゃ、

みんなビビって

起きるよな。










次の日、



同室者に、

「昨日、うなされてましたね。」

「なんか、お経みたいなの叫んでましたよ。」

とか言われたそうです。





さすがはねりこだな。

がんばれ!

(携帯で閲覧可能なので、たまにみているらしい。)



ところで、少女はどうなったんでしょうね。

夢ってそういうところ、はっきりしないですよね。









すいません、しばらく掲示板・メール返信できません。でも盛り上がってね。メールも待ってますよ。

チョコメール、まだ間に合います。

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