大沼の霊泉洞

終戦記念日です。友北@ななめしです。





さて、水探求の旅2回目です。



続いては七飯町が誇る(つもりなら駐車場を無料にしろ)大沼です。



大沼近辺には幾つかの湧き水ポイントがあるのですが、

アクセスしやすいのは蓴菜沼の遊歩道の先にある湧き水(紹介済み)。

明治天皇も飲んだとか。



今回はそこではなく、別の場所を探検してきました。



一つ目は、駒ケ岳に関係する地殻変動でできたといわれる、

大沼の湖面から顔を出す、

朽ちた樹の洞から水が滾々と湧き出しているという場所。



大沼観光センターで調査の結果、

陸上からの接近は無理との事。残念。



で、

二つ目。



大沼キャンプ場よりやや西側にある霊泉洞。



看板がちっちゃく出ているので、

気がつかないで見過ごしてしまいそうですが、

良く見ると道がついています。

霊泉洞
鬱蒼としていますが、軽装でも十分歩いていけます。



歩くとすぐに鳥居があり、さらに進むと下り坂になり、

祠(ほこら)を見つけられます。

霊泉洞
友北@ななめしは無宗教なのですが、

滾々と湧き出る水の洞を神聖な場所であると考える昔の人の考え方には大きく共感するところがあります。

自然に対する畏敬の念は現代でも必要だと思います。



で、



肝心の水はというと、





ここ。

霊泉洞
崖下。



でもちゃんとハシゴがありました。



霊泉洞


2.5mくらい降りましょう。

ファイト~!

いっぱ~~~つ!!



でまぁ、

ハシゴの下なんですが、

大沼湖面の水位にもよるんでしょうけど、

この日(7~8月)は足場がほとんどなかったので、

ハシゴにつかまりながら出初式のように写真を撮るはめに。



霊泉洞

大沼の水面とほとんど同じ高さから水が湧き出ていましたが、

足場が不安定なために

飲むどころか触ることすらできませんでした。



「はこだて歴史散歩」(北海道新聞社編)によれば、

この泉はいかなる渇水時にも枯れたことがなく、

東西に二箇所湧き出ていて、

西は湧出量が多く、東は水道程度だそうです。

西側は沼からでなければ接近が難しいとあったので、

写真の泉は東に位置する泉と思われます。



この霊泉洞の詳細は当サイトのコチラをご覧ください。

大沼で水の湧いている場所は他にもあって、

駒ケ岳登山口の横にある『大岩』のところからも

水は湧き出しているようです。

大岩は岩が真っ二つでなかなか見ごたえがあります。

画像があったんですが見つからなくなっちゃったので

近々紹介しますね。



今日はここまで。