函館・道南の地酒をまとめてみた

目次

八雲町「今宵八雲」

今朝付けの北海道新聞21面に、「地酒・今宵八雲を発売」という気になる記事が掲載されていました。
八雲町内で作られた「ほしのゆめ」と、ヤクモ飲料のミネラルウォーターを秋田県本荘市の斎弥酒造に送って醸造しているというもので、記事には書かれていませんが、写真を見ると瓶にはしっかりと「純米吟醸」の文字がありました。
例年以上に米を削り、より芯の部分を使用したという部分を読んで、吟醸香がぷ~んと香ってきたのはきっと私だけじゃないはず!

八雲町産のハトムギ(北のはと)で作った濁り酒「八雲育ち」などもあるよう。(2016.12.13追記)

お問い合わせは上野商店 0137-62-3229まで。

「八雲風景」(2011年12月6日追記)

八雲町特産のもち米「風の子もち」を使用して造られたどぶろくで、特有の酸味と甘さがほどよく抑えられているとのこと。
上野商店店主が小樽の田中酒造に醸造を依頼、2011年4月から販売開始しています。
アルコール度数は14%。
店主おすすめの飲み方は、ビール割りだそうです。
通常の白いタイプと紅麹で着色した桃色の2種類あり、500ml入り1本1300円。
問い合わせは、上野商店(0137-62-3229)。

八雲町の地酒だけのご紹介というのも寂しいので、道南各町の地酒をまとめてみました。お酒ならなんでも、ということで、地酒以外に地ビール、地ワインもご紹介いたします。

北斗市「陣屋桜」「いちごの想い」「マルメロワイン」

原料の米は上磯地区産酒造米「初雫」。お酒の味を左右する大事な水は町の景勝地『釜の仙境』を流れる湧水を使いました」という地酒『陣屋桜』は、ちょっぴり辛口(日本酒度+3度)に仕上がった特別純米酒。
上磯酒の会加盟の町内酒店ほかで販売。1升瓶、4合瓶と「原酒」もあり。(北斗市観光協会より引用)

「いちごの想い」は、特産のイチゴ「宝交早生」から作られたさわやかな口当たりのワイン。「マルメロワイン」は、全国でも初めてのワインだそうです。
価格は不明です。すみません。

木古内町「みそぎの舞」

木古内町産米「ほのか224」、「ほしのゆめ」を使用し、姉妹都市である山形県鶴岡市の冨士酒造で醸造された純米酒です。
辛口で調和のとれたまろやかさが特徴となっています。
また、毎年2月頃には、1度も加熱処理をしない「初しぼり」、11月頃には1度しか加熱処理していない「ひやおろし」も限定発売しています。(木古内町役場より引用)

純米酒     720ml 1,170円
純米酒    1800ml 2,340円
特別純米酒  720ml 1,360円
当別純米酒 1800ml 2,720

町内商店ほか、ローソン・セラーズ木古内店でも買えます。

知内町「おっぱい酒」

乳が出なくて悩む婦人が、杉の老木の祈願で乳が出るようになったと伝えられる姥杉伝説。これにちなんだにごり酒「おっぱい酒」は、知内の名酒として親しまれ愛飲されています。(知内町役場より引用)
720ml、原料のお米は「新潟早稲」。価格と取り扱い店舗は不明です。道の駅あたりで売ってるのかしら。

2022年1月4日知内町役場公式サイトに記述無し。

知内町「荒神」「ましろ」

純米吟醸酒「荒神」は、飲むほど魂に活力が宿っていくと伝えられている鎮魂の酒だそうで、
知内町限定で販売されており、道の駅で購入可能です。

純米吟醸酒「ましろ」は、農家と酒蔵が共に紡いだ吟醸純米で、フレッシュタイプと熟成タイプがあります。知内町の田中商店(知内町涌元2−9 電話番号 01392-5-6267)にて購入可能です。

鹿部町「鹿部ワイン」「シロモモワイン」

鹿部ワインは、野いちごの香りがする、女性に人気のワインだそうです。
シロモモワインは、駒ヶ岳の山麓一帯に分布するシロモモ(シラタマの木)で作っています。シロモモとは、白い鐘状の花を咲かせ、その果実は球状で美しい「雪白色」に
熟するという高山植物です。
町内の酒店で販売中。価格は不明。

七飯町「大沼ビール」 「りんごワイン」

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地ビールコンテストで、ほぼ毎年金賞を受賞している全国的にも有名な地ビール。北海道国定秀峰横津山麓の豊かな自然がとけ込んだ、清純で爽やかな天然アルカリイオン水を使用。生きたビール酵母が生み出すコクのある風味と、味わいのある地ビールです。

七飯町 「郷宝(ごっほう)」(2022年1月4日追加)

郷宝

2021年5月24日に道南で35年ぶりに創業した酒蔵「箱館醸蔵」より発売された日本酒。

仕込み水は、横津岳の伏流水。中軟水で、酒造りに適しています。酒米は、北海道水田発祥の地である大野平野で地元の契約農家が栽培する「吟風」、「彗星」、「きたしずく」。道内では比較的温暖な気候、肥沃な土壌、そして生産者の情熱が育む酒米は、大きく粒が揃い、タンパク質の含有率が低く、酒に品の良い旨味をもたらします。地元との強い絆のもとで、より良い酒造りを絶えず探求し続けていきます。水、米、人、すべてを地元の宝で醸し、道南テロワールが息づく酒。それが郷宝です。(公式サイト http://gohhou.jp/ より)

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函館市 「五稜乃蔵」(2022年1月4日追加)

函館市内では54年ぶり、2021年11月に完成した酒蔵。上川大雪酒造(北海道上川町)が親会社です。
亀尾小中学校跡地に建設された酒蔵では、函館高専と連携して12月から仕込みを始め、2022年1月下旬から販売する予定です。(参考:上川大雪が函館「五稜乃蔵」で日本酒初仕込み、1月発売

函館市「はこだてビール」 「男爵いも焼酎はこだて夜景25%」「昆布焼酎ずなこま」

函館山の天然地下水を100%使用して作られている地ビール。直営レストランや通信販売も。
こちらも有名どころですので、上記リンクを参照してください。

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函館市「ガスバリ2013」

函館市の料理人らでつくる「クラブガストロノミーバリアドス」が復刻させた銘柄米「マツマエ」を使い、青森県弘前市の六花酒造(北村裕志社長)が作った日本酒です。

銘柄米「マツマエ」は1970年代に道南で盛んに作付けされていましたが、味や気候耐性に優れる新品種の登場によって91年に生産を終了していました。しかし、その特徴である粘りの少なさに着目した「クラブガストロノミーバリアドス」は、2011年に「しみず農園」(北斗市)の協力で栽培をはじめ、会員の店でパエリアやチャーハンとして提供していたのだそう。

今回、900kgのマツマエを使って白神山地系地下伏流水で仕込んだという特別純米酒を完成させました。

ガスバリ2013(720ml)は1,575円。ワインショップ・ワダ(函館市本町7)、ノイフランク(同市駒場町7)、こなひき小屋(七飯町本町4)で販売しますが、600本限定ですのでご購入はお早目に。また、ガスバリ会員さんのお店でも提供されるそうなので、おいしいお料理と共に函館の地酒をいただくのもステキですね。

(2013.7.2追記)

函館市「函館奉行」(2015.3.10追加)

函館産の酒造好適米を使い、2014年から販売している地酒です。
市内亀尾地区の休耕田を使って酒造好適米「吟風」を生産し、醸造元である兵庫県伊丹市にある小西酒造の独自酵母を用いたものと、函館高専の研究グループが開発した菜の花酵母を用いたもの2種類あり、どちらも純米酒です。
コンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2015」で、金賞を受賞しました。
1.8Lで2700円(税別)。市内の土産物店ほか、湯の川電停そばのイチマスでは地方発送も行っています。
イチマス - 函館の酒 函館奉行

純米吟醸酒 函館飲ん米(のんべい)

函館名物米「はこだて育ち ふっくりんこ」を原料に夏以来じっくりと熟成させた辛口純米酒。
720mlは1,520(税別)円。1.8Lは2,850(税別)円。

イチマス - 函館の酒 函館飲ん米

(2016.12.13追記)

ページが見つかりません・・・(2021.1.4追記)

森町「きらっ酒」「かぼちゃ焼酎オニウシ」「プルーンワイン」「ブルーベリーワイン」

純米酒「きらっ酒」は、森町産のきらら397を使って新十津川町金滴酒造で醸造された純米酒です。
プルーンワイン、ブルーベリーワインは地元の材料を使って作られたもの。
例によって価格などは不明。
町内の酒店(リンク先は松田商店)や道の駅で購入できるようです。

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長万部町「長万部20%」

クマ笹原酒をピュアでソフトな甲類焼酎にブレンドしたクマ笹風味の甲類焼酎720ml。
札幌酒精製造。
12本セット7761円で販売中。

現在は販売していないようですね・・・。(2016.12.13追記)

今金町「純米吟醸酒 今金」「特別本醸造酒 万太郎」「特別本醸造酒 今金彗星」

「今金」は、酒米「吟風」と「利別川伏流水」を使用してできた、こだわりの純米吟醸酒。
「万太郎」は、今金を開墾した万太郎さんの名前をいただいて名づけられた、特別本醸造酒。
「今金彗星」は、今金産の酒造米「彗星」と清流日本一の「利別川の伏流水」で作った特別本醸造。

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せたな町「特別純米酒 よしこ」

このお酒の立ち上げに強力に関わった(株)北檜山観光振興公社社長のK氏の妻が『よしこ』、生産者H氏と役場K氏の母も『よしこ』。さらに、北檜山には『よしこ』という名前が多いことが判明し、『よしこ』という名前に決定したのだそう。

  • 特別純米酒 よしこ
  • 特別純米酒 よしこ(無濾過原酒)
  • 特別純米酒 よしこ(しぼりたて無濾過原酒)

販売元・お問い合わせ (株)北檜山観光振興公社 (温泉ホテルきたひやま) 住所:久遠郡せたな町北檜山区徳島4-16 電話:0137-84-4120

(2016.12.13追記)

せたな町「純米酒 吟子物語」「米焼酎 風海鳥」

  • 吟子物語・風海鳥のお問い合わせ:セラーズ神田
    所在地 せたな町瀬棚区本町792-4 電話 TEL:0137-87-3045 FAX:0137-87- 3045 駐車場 7台 営業時間 7:00~22:00

(2016.12.13追記)

せたな町「純米吟醸酒 北の白虎」

JA新函館若松支店「北の白虎」ブランド15 周年を記念し2010年に誕生。 原材料に使 用する「米」全てを若松地区で生産される 「ふっくりんこ」にこだわり仕込んだ純米吟醸 酒。キリリとした辛口に仕上げました。

  • 種類 日本酒 アルコール分 15度
  • 製造場所 田中酒造(株) 〔北海道小樽市〕
  • 容量・価格 720ml/1,650(税込) 1,800ml/3,100円(税込)
  • 主な販売場所 Aコープ若松店
  • お問い合わせ Aコープ若松店 住所:久遠郡せたな町北檜山区若松300 電話:0137-85-1322

(2016.12.13追記)

乙部町「おとべワイナリー(旧富岡ワイナリー)」

1976年より30有余年の歴史を持つおとべワイナリー。名称が、2021年10月1日より富岡ワイナリーからおとべワイナリーに変更されました。

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厚沢部町「厚沢部ワイン」「メークイン焼酎 五月の女王」「じゃがいも焼酎 喜多里」「いも焼酎 喜多里」

「厚沢部ワイン」は、厚沢部産ワインを使用した熟成ワイン。
「メークイン焼酎 五月の女王」は、上品で飽きの来ない味らしいです。
「喜多里」は、最近味が変わって更においしくなったという評判です。
「じゃがいも焼酎」はメークインを、「いも焼酎」のほうはさつまいも「黄金千貫」を原料にしています。

江差町 純米吟醸 蝦夷山海

江差経済同友会が、2015年に江差町内で酒米「吟風」の試験栽培 を行いました。江差では江戸時代中期に日本酒が製造されていた歴史があります。2015年秋に収穫したお米約1,400kgは、青森県弘前市の六花酒造に運ばれ、世界遺産白神山系の地下伏流水を使用し、低温でじっくりと醸造。上品な香りと甘みがあり、飲みやすく、食中酒として合う一品に仕上がりました。初出荷となる2016年は4合瓶(720ml)で 1,600本を出荷。地元酒店などで販売されました。

  • 種類 日本酒 アルコール分16度 製造場所 六花酒造(株)〔青森県弘前市〕
  • 容量・価格 720ml/1,500円(1,620円税込) (箱代別:130円)
  • 主な販売場所
    マスナガ酒店(江差町)
    江差町アンテナショップ
    ぷらっと江差(江差町)
    トライマート(上ノ国町)
  • お問い合わせ 住所:0172-35-4141 電話:六花酒造(株)

(2016.12.13追記)

特別純米 奥尻

2014年酒米の「吟風」を島内の1ヘクタールで作付けし、島のお米と島の水にこだわり、奥尻の個性の詰まった特別純米酒が2015年に発売になりました。
島で生産された酒米と島を深く覆い包むブナ森から湧き出す天然水を、栗山町の蔵元「小林酒造」に直送し仕込み水として使用しています。2016年度も、島内の各商店や飲食店で先行販売が行われ、6月からは道内の酒販店で販売しています。(檜山振興局商工労働観光課より)

問い合わせ
小林酒造株式会社 住所: 夕張郡栗山町錦3丁目109番地 電話: 0123-72-1001

(2016.12.13追記)

奥尻ワイナリー

ぶどう栽培から醸造まで、すべて奥尻島で行っているそうです。27ヘクタールの広大なブドウ畑に約6万5,000本、 メルローやピノ・ノワールなど10種以上のブドウを栽培。現在 のワインリストには13種のワインが揃い、そのどれもが個性的 で魅力あるワインに仕上がり、高い評価を得ています。(檜山振興局商工労働観光課より)

また、道内外の一流シェフやカリスマバイヤーなど著名人が厳正なる審査を行い選定する加工食品である北のハイグレード食品+に、2016年の審査で OKUSHIRIピノロゼが選定されました。

函館空港2F売店や各小売店で販売中です。通販もできます。

ワイナリーの工場見学をすることが可能です。(電話予約制)

  • 住所 〒043-1525 北海道奥尻郡奥尻町字湯浜300番地
  • 営業日
    ・オンシーズン(4月下旬~10月下旬):不定休
    ・オフシーズン(11月上旬~4月中旬):日曜定休日
  • 営業時間 午前9時30分〜午後5時まで
  • 工場見学 前日までの電話予約制
  • 連絡先 TEL 01397-3-1414/FAX 01397-3-2836

(2016.12.13追記)

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[2020] 奥尻 シャルドネ 白 750ml / 奥尻ワイナリー [北海道] OKUSHIRI Chardonnay [Q-8]
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以上の情報は、各市町HPより収集したものを基にしています。

参考:「檜山のお酒ガイドブック」が新しくなりました! http://www.minami-hokkaido.jp/blog/8/2993

『函館・道南の地酒をまとめてみた』へのコメント

  1. 名前:遊牧民 投稿日:2010/06/14(月) 21:41:08 ID:5c80f5db1 返信

    道南に地元で醸造している日本酒の酒蔵(造り酒屋)が無いのは残念ですね。
    良い水(伏流水)があるとは思うのですが・・・。
    個人的には、今のところ「みそぎの舞」が気に入っています。
    醸造元の山形・富士酒造は、もともと手頃でなかなか良い酒を造っていると思います。

    • 名前:ねりこ@ななめし 投稿日:2010/06/21(月) 06:43:24 ID:edf9f456f

      はじめまして。コメント返信が遅れましてすみません。

      そうですね、おいしいお水はあちこちにありますよね。良い材料があっても、良い作り手がいないと難しいのかもしれませんが、道南発の日本酒はぜひ飲んでみたいですね。

      みそぎの舞、いいですね!純米吟醸も作って欲しいです。