陸上自衛隊函館駐屯地一般開放(観桜会)に行ってきました

桜並木

雨が降ったり止んだりの空模様でしたが、普段なかなか入場することができない陸上自衛隊函館駐屯地に桜を眺めに行ってきました。

この通り、桜は満開!
駐屯地内の道路沿いに植えられた桜が、美しく枝を伸ばしていました。

でも、見所は桜だけじゃありませんよ。

61式戦車

戦車と

61式戦車さんと60式装甲車さん。
家に帰ってから調べました(*´ェ`*)
初めて戦車を間近で見た子どもたちは大興奮でした。
2歳児などは「せんしゃにのる~!」と23回くらいは繰り返し言ってました。

駐屯地内の売店では、そこでしか購入できないという自衛隊仕様のグッズを買うことができます。
Tシャツやズボンなどの衣服、作戦行動中に必要な小物類など、迷彩模様の商品が並んでいました。
心肺機能を高めるというマスクなどもあって、体を鍛えたい病を発病してしまいそうです。
また、靴の手入れグッズコーナーが商品棚まるまる一つ分使われていて、隊員のみなさんにとって靴の手入れがとっても重要なのねと感じました。今度元隊員に聞いてみようっと。

それと、自衛隊特製の栄養ドリンクもありました。
その名も「元気バッチリ」。
「滋養強壮 虚弱体質」なんて書かれてたんだけど、 体が弱めの人が自衛隊の訓練とかかなりかなーりきついと思うんです。
体が強くなるまではこのドリンクを飲みつつ、心肺機能を高めるマスクを着用して訓練に励むのかしら・・・。

売店のある厚生施設には、他に食堂や理容室、図書室などもありました。
駐屯地内で生活に必要なものはとりあえず何とかできる感じなんですね。

さて、続いて向かったのは撮影可というありがたい史料館。
こちらでは、函館駐屯地の歴史と史料が展示されています。

軍刀

旧陸軍時代のお部屋もありまして、このように軍刀が何本も展示されていました。
以前、長万部郷土資料室にて「軍刀は古刀を改造して作られた物もある」と あったのを思い出します。

銃

函館重砲兵大隊の写真

旧軍の函館重砲兵大隊の歴史がかかれた本や、写真などもあります。
この正門の写真に写っているレンガ門は、今でも残されている数少ない遺物ですね。

この門です。市民プールの裏側に現存します。

函館重砲兵大隊のあった千代台公園の歴史

隊があった現在の千代台公園の歴史です。
箱館戦争では中島三郎助父子の最期の地となり、その後は監獄だったり重砲兵大隊だったり。
そうそう、今のテニスコート近くに私の小学生時代にはすでに廃墟になっていた国立病院がありましたね。
習い事で毎週その横の道を通っていて、夜はとっても怖かったなぁ。

兵舎は千代田小学校、本部は中央中学校の校舎(当時は中島中学校、のちに中央中学校となり、現在は松川中学校と統合した凌雲中学校・・・・・・ややこしや!)になりましたが、 すぐに新校舎が建てられたのですよ。
でも、昭和27年に千代田小学校が火災で使用不可となり、お隣の中央中学校も建て替えとなりました。
現在の凌雲中学校の校舎は兵舎がそのまま校舎になっているという噂もあるようですが、これは昭和32年に完成した校舎なのですよ。

ちなみに、こちらの近くにはこのような遺物も見つけています。 → 陸軍省の標柱

他には、自衛隊函館駐屯地に所属する隊員の活躍の様子なども紹介されています。
中近東の砂漠地帯での活動時の装備(隊服が薄い、防塵マスクなど)や、災害時の活動、たとえば横津岳に墜落したばんだい号、知内小谷石地区の土砂崩れ、北海道南西沖地震などなどの活動が、写真パネルで紹介されていました。

展示室の最後には、隊員が活動時に背負うリュックが置いてあり、実際に背負うことができます。
約20kgあるそう。
うちのちびっ子たちはひっくり返りそうになっとりました(笑)
その間、母は亀仙人の修行で背負った甲羅を思い出しておりました。

初めて自衛隊駐屯地の中に入ったので、見るもの全てが興味深くとても楽しかったです。
秋に行われる駐屯地祭では、戦車に乗る事もできるそうですよ。