世界遺産を目指す、函館・大船遺跡

2010年2月24日 ねりこ@ななめし

竪穴住居復元大詰め 世界遺産目指す、函館・大船遺跡 -北海道新聞[文化]
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/217055.html

大船遺跡は今から4~5千年前(縄文時代中期)の集落跡です。

平成8年に調査を開始し、これまでに100軒以上の竪穴住居、食料の貯蔵穴や、お墓などの土坑(どこう)60ヶ所以上が見つかり、大きな縄文の集落であることがわかりました。
出土した遺物も非常に多く、クジラやマグロ、クリやヒエなどの当時の食料も見つかっています。

その大船遺跡は、世界遺産候補となるユネスコの「暫定リスト」に掲載中で、正式登録を目指して復元整備作業の真っ最中なのだそう。
今年は4月20日頃に公開予定とのことです。

それまでの間に縄文に触れたいという方は、現在テーオーデパート6階イベントホールにて行われている、「見る!感じる!北の縄文世界展」をおすすめします。
2月25日(木)までで、今日は午後5時までですが、最終日である明日は午後3時まで。無料です。

また、大船遺跡については「北の縄文CLUB」さんが詳しいです。


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毛無山山道入り口の松前藩番所跡

2010年2月18日 ねりこ@ななめし

北斗市(旧大野町)毛無山の峠入り口に、松前藩番所がありました。当時、江差までの道のりを歩く旅行者の事故や、オオカミ、熊対策のために設置されたと言われています。

この跡地近くに、ひっそりと写真の大石が残されています。大石には文字などは書かれておらず、道祖神なのかどなたかのお墓なのか、解明されていません。
しかし、この石にまつわる不思議なお話が「はこだて歴史散歩」に紹介されています。

この地の地主さんのお話だそうですが、彼が自宅の庭造りでこの大石を苦労して運んだところ、家族が悪夢にうなされてしまったので、翌日元の場所へ戻したのだといいます。

また、戦後には付近の木で馬橇を作った人が、木材の運搬事故で馬を失ってしまったという話や、その馬橇を借りた人の馬も、やっぱり事故死してしまったという話、番所の近くから火の玉が出てきた話など、昔から語り草になっている石なのだそうです。

この石のように大きい石や、形が特徴的なものなど、古くから信仰の対象になったり畏怖されたりといった石は、道南にもいくつか残されています。

ちなみに、ちょっと気になる名前「毛無山」。
この名前を持つ山はいくつかあるようですが、いずれもアイヌ語の「ケナシ(川端の木原、湿原)」からきていて、それを和人が毛無に転用して禿山の意味で使ったのだそう。元来の意味の毛無山もあれば、禿山の意味の毛無山もあるとのことです。(「函館・道南大事典」より)

北海道北斗市
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祟りの御神木で作られた観音像

2010年1月27日 ねりこ@ななめし

北斗市茂辺地にある曹渓寺のご紹介をしたいのですが、その前に同じ市内の矢不来天満宮に伝わる伝説をご覧ください。

矢不来天満宮の天神様(菅原道真像)は、赤松の上に乗ってこの地に流れ着き、流れ着いた浜辺には赤松の大木が生えた。そして、この地に矢不来天満宮が建てられた(注:現在は移転している)。
昭和5年(1930)、上磯~木古内間に鉄道架設工事が始まり、この大木を伐ろうとしたが、旭川から連れて来た腕のいい木こりでも伐ることが出来なかった。
ある夜、その木こりの夢に老人が現れて、「切り口に葦を挟んで伐るとよい」と教えたので、その通りにするとようやく伐ることが出来た。 しかし、その後伐った木こりもお祓いをした神官も死んでしまったという。
鉄道開通後も走行中の汽車の中に、白衣の老人の霊が現れると騒がれたため、伐った木の一部を矢不来天満宮に祀って木の霊を鎮めたという。
当サイト内「矢不来天満宮」より

この祟りのあったという赤松は、現在矢不来天満宮境内に祀られていまして、参拝すると誰でも自由に見ることができます。


さて、このいわくつきの赤松を別の場所でも見ることができます。しかも美しい姿で。それが、冒頭の写真の曹渓寺さんです。ここでは、なんと、その赤松が三十三体の観音様となって、安置されているのです。なぜ神社に関係する御神木であった木が、姿を変えてお寺に安置されるようになったのでしょう。


当時、この赤松の祟りの話は、この界隈ではかなりの噂となっていたようで、「北海道の伝説(須藤隆仙著)」には、著者が幼い頃に聞いた話として、あらゆる祟りの噂があったことが綴られています。今でも語り継がれるほどのインパクトを残している御神木は、それほどまでに大きな存在であったと考えられます。


その赤松の霊を慰めるために、曹渓寺の信徒をはじめ、付近の住民が浄財を集めて、岩内の仏師に依頼して御神木で作像させたのが、曹渓寺に安置されている「三十三観音像」なのです。こうして、神社の御神木は仏様に変化したのでした。


この話を知って、実際に曹渓寺さんにお邪魔して観音像を拝見させていただきました。突然思い立って訪問したにもかかわらず、案内してくださって丁寧にご説明していただくなど、大変お世話になりました。


通された本堂には、ずらりと観音様が並べられていました。本当に圧巻。見た瞬間に「わぁっ!」と声が思わず出てしまうような。出来上がった素晴らしい観音様を見た人々は、きっと安心しただろうなぁ・・・。
また、円空作の仏像もありました。ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょう。


<龍洞山曹渓寺>
曹洞宗。大正12年創立ですが、享保16年(1731年)高龍寺九世和尚が開いた宝樹庵が前身。本尊は釈迦牟尼仏。北斗市茂辺地4-4-37。

北海道北斗市茂辺地4丁目4−37
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陸軍省の標柱

2010年1月13日 ねりこ@ななめし

道路の縁石と思いきや、「陸軍」の文字が見えますね・・・。

場所は、マリエール函館駐車場横です。

このあたりは、「函館重砲兵連隊」の兵舎がありましたので、その関係のものなのでしょうか。地面に埋まっている先にも、何やら文字が見えましたが、これ以上掘って確認することはできませんでした。

すぐに頭に浮かんだのは、これ↓

函館山に何本か立っている、津軽要塞の標柱です。でも、これ以上文字が読めないしなぁ・・・。

と思っていたら、北斗市郷土資料館にて同様のものと思われる石を発見。

「陸軍省管轄」と刻まれている。詳細は不明だが、要塞の境界線に立てられていた標石と思われる。

ということで、マリエール横の石は「陸軍省の標柱」のようです。他に残ってないかな~と、そのあたりをうろうろしましたが、見つけることはできませんでした。

他に残されている陸軍のものと言えば、

こちらのレンガ造りの門があります。

裏から見ると、

他にもよーく探せば何か見つかるかもしれませんね。目撃情報お待ちしています。

追記:
この記事は、当初日記カテゴリに所属していましたが、別カテゴリとしました。管理人日記には、従来通り友北氏の記事が更新されます。

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