長万部町 郷土資料室・鉄道村

長万部町の郷土資料室&鉄道村は、「町民センター」と書かれた建物内にあります。

郷土資料室

1669年(寛文9年)のシャクシャインの戦いから現代までの、長万部町の歴史を辿る多くの文化財が展示されています。
1階には、昔懐かしい黒電話やオルガン、船箪笥、農機具などの民俗展示品や、軍刀などの戦時中の品物、アイヌの人々のアクセサリー、動物の剥製など幅広く鑑賞する事ができます。

螺旋階段を登ってすぐの2階には、同町国縫出身で直木賞受賞の小説家、「和田芳恵」コーナーがあり、ここには彼が愛用した道具や作品、研究資料などが展示されています。

その隣の一角には、大正期から昭和の大戦時までゴールドラッシュに湧いた、あの静狩金山に関する展示も。 昭和14年頃の最盛期には、静狩小学校の学級数は何と21!しかし、大戦中に金よりも実用金属の需要が高まり、昭和18年に休山。以降、復活することはありませんでした。現在は砕石が行われているようです。

鉱石もどーんと展示されております。
また、年々環境の変化などで小さくなってきているという静狩湿原についても触れられています。

鉄道村

エントランスから向かって左側は、鉄道村です。
長万部町は、長万部から小樽方面へ向かう函館本線と、室蘭方面へ向かう長輪線(長万部~輪西間)の分岐点として、機関庫をはじめ重要施設が集中し、居住者も増えました。

戦後は食糧難のさなか、ゆでカニを駅で売りはじめたことをきっかけに、名物「カニ弁当」が誕生するなど、戦前戦後の昭和前期において、長万部は「鉄道の街」として発展を続けました。

しかし国鉄合理化の波を受け、今ではその面影はなくなっていますが、国鉄を退職後も長万部に残る方々や、国鉄と共に活況を呈していた頃の長万部をよき思い出として生きる町民によって、この鉄道村が作られたと聞きます。

この施設の最大の見せ場は、何といっても「触れる」ところでしょう。これらの計器類や信号、例えば踏み切りの非常ボタンなどがたくさん展示してあり、しかも実際にボタンなどを操作することができるのです。

マニアではありませんので、一体何に使用するのかわからない機器もたくさんありましたが、子どもの頃に運転席を眺めて「あのスイッチ触ってみたーい」なんて思っていた方は、きっといっぱいいるはず!それが思う存分できちゃいます。すごい!

そして、これは鉄道模型を実際に列車を運転するときに使用するマスコンで動かせちゃうという、シロモノです。他にもいくつか模型があり、自由に遊ぶことができました。お子様向けにはプラレールもありましたよ。いつものように、息子たちは大興奮しておりました。

よくわからないのですが、プラレール以外の本格的な模型って、高価なものなのではないでしょうか。そちらも自由に手にとって遊べるので、好きな人にはたまらない場所なのでは?

以上、これらの施設はすべて無料です!長万部町さん、太っ腹。
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