乳房檜

川濯神社は明応元年(1492)に福島川の河口近くに建立され、福島では最も古い神社の一つです。

この神社の祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)。
この神々は生産、生殖を司る神であるので、川と濯(すそ)につながる女性の神様として昔から村の熱心な女性講中によって維持、祭礼が行われてきました。
その後社殿が腐朽し建て替えが必要になりましたが、福島川は暴れ川で度々洪水を引き起こすので、何とか安泰な場所に社殿を建て替えようと場所を捜していたところ、稲荷山の前の方に格好の場所で、そこには巨大な乳房のようになった瘤(こぶ)が沢山ついた桧の木があり、実に女性の神様を祀るには四神相応の地と定められ、神社は移転しました。
以来、根元の瘤が乳房に似ていることから、産後の女性がお参りすると乳の出がよくなるといわれ、ご神木として大切にされています。
松前藩4代目藩主の奥方も祈願したことがあると伝えられています。
ちなみに、ヒノキの分布は福島県が北限で、北海道のヒノキは植栽されたものだそうです。

  • 幹周/340cm
  • 樹高/19m
  • 樹齢/340年(推定)
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