20000HIT記念・真冬の野天風呂2

書いてるうちに日が変わって21日

仕事が素敵に忙しく、弐萬ヒット企画どころじゃないんですが、

昨日の日記を読み返したら、

ものすごい罪悪感で、

何とかUPしなければという義務感にかられました。

娘(1歳8ヶ月)との入浴時間を返上しての更新です。

友北@です。

さて、

前々回の続きです。

渾身の力を込めた水無海浜温泉への挑戦は、

北海道観光に来た

「うまい棒きりたんぽ味」

が販売されている地域の方の入浴によって

もろくも崩れ去りました。

そこで、

友北@七飯が冷え切った体で取った行動は、

『よし。こうなったらもう一つ秘湯を目指そう。』

そういうわけで、

磯谷温泉(跡地)へと向かいました。

磯谷温泉【いそやおんせん】

磯谷温泉は南茅部町の磯谷地区水力発電ダムすぐそばの山の中で昭和の終わり頃まで営業していた温泉だったが現在は廃業。跡地に湧く硫黄を多量に含む高温の温泉が川に流れ込んでいる場所。湯が高温で湯量も豊富なため、秘湯マニアがよく訪れ、入浴を楽しんでいる。

友北@は磯谷温泉には5年ほど前から4回足を運び、2度入浴したことがあります。

さて、

この磯谷温泉。

この時期アクセスは容易ではありません。

と言うのも、

現在は温泉周辺に民家はないので

果たして除雪がされているかも不明。

幸いこの冬は雪が少なかったので、

もしかしたら辿り着けるかも、

と考えて現地へ向かいました。

南茅部町は海岸線から急激に山がそびえたっているので、

いきなり急な斜面がお出迎えです。

さすがに四年目のスタッドレスタイヤでは不安。

で、

予感的中。

登りきれない。

もしもこのままコントロール不能になって崖下転落でもしようものなら、

『一家心中?奇行一家転落死』

なんていう見出しをつけられて新聞沙汰です。

だって、我々(っつーかおいらだけですが)

この直前には

極寒の海に身を沈めたりしてるわけですし。

坂道途中で4WDモードを4-Lowに変更。

じっくりゆっくり登坂。

動き出すテラノ。

↓坂道でタイヤがホイルスピンで滑った跡。

雪道

こ、怖え~!

家族と自分の命を懸けて坂を上るテラノ。

やっとの思いで登板。

緩やかな林道を進みます。

雪が少ないので少しだけ気が楽とはいえ、

もしもここでスタックしたらちょっと苦労するだろうなぁ、

という感じの林道。

林道を発電所ダムに向けて十数分ほど進むと現地。

ここは小規模な河岸段丘のような地形になっており、

川から数えて2段目の崖の上から温泉が湧き、

土留めを流れ落ちています。

で、到着した現地には思いもかけないものが。

立ち入り禁止

立ち入り禁止!?

せっかく来たのに?

命がけで。

・・・・。

まあ、温泉旅館跡地と言う事は、

不動産会社の管理下にある温泉権利付の土地な訳ですから、

これは仕方ないのでしょうが。

それに、泉源付近はガス(硫化水素ガス?:有毒)が発生して危険らしいので、

何かあってからでは大変ですし。

とはいっても、誰も見てないし。

ひひひひひひひひひひひ。

入っちゃおうかな~

って思って、近づいていきました。

以前来た時には浴槽が近くにおちていて、

それを利用して入浴したもので、

今回も期待は大。

浴槽

うむ、泉源近くで浴槽発見。

って、

使えないよ、

コレ。

ひどいよ、コレ。

ひどい

魔女の怪しい薬じゃないんだから。

とまあ、ここで、

何故立ち入り禁止の看板が出来たか理解しました。

磯谷温泉廃業後、この場所はほとんど知る人もおらず、

秘湯中の秘湯だったわけです。

ある人は浴槽を持ち込み、

ある人は滝壺で湯浴みし、

ある人は川沿いに屋根付の浴槽をセットしたようです。

とはいえ、

ここを訪れる人はどの人も自然の恵みに感謝し、

大自然の中で自然の恩恵である湯を頂き、

自然に感謝し、

自分の入浴後に自然に近い状態に戻し、

または次の入浴者のために気を使って、

この温泉を共有財産として大切にしていたようです。

少なくとも、以前訪れた時はそうでした。

ところがインターネットなどの情報網の発達により、

様々な人がここを訪れた結果がコレです。

湯に入りっぱなし。

浴槽出しっぱなし。

ゴミ散乱。

穴掘り放題。

パイプ散乱。

悲しくなります。

硫黄成分が強い泉質のため、

ステンレス製の浴槽は湯を入れっぱなしにしているとすぐダメになります。

こうなると、山の中に不法投棄された湯船となんら変わりありませんね。

現に、この周辺には使い物にならなくなった浴槽が3つほど散乱していました。

粗大ゴミ置き場・・・・。

・・・・・・。

極論で言えば、

ここに来ている自分もそういうことに加担する側の人間なのかな、

と考えたら悔しくなりました。

マナーを守って自然を大切にして、原状回復。

当たり前のような気がすることが守られず、

結局立ち入り禁止になってしまう。

秘湯愛好家としては情けない限りです。

・・・・・。

水無海浜温泉で冷え切ったオイラの血が再び熱く滾るのを感じました。

『湯船なんぞに頼って、何が冒険か。”遊ぶべ道南探検隊”の魂はそんなもんじゃねぇ!!』

使えそうな浴槽が無かったので、

自分のポリシーを貫くべく、

意を決して

河原へと降りていくオイラ。

これなら立ち入り禁止にも抵触しないし!!

↓ここの湯溜に。(川に下りて撮影)

湯溜

朽ちた湯船があった場所から温泉が流れ着き、

川に注いでいるわけです。

で、

入浴・・・・、

なんですが、

あのですね、

現地の写真を見る限り、

意外と素敵そうでしょ。

違うの。

ここで、なぞなぞです。

下は大水環境汚染、

上は大火事大寒波、

な~んだ。

検証してみましょうね。

磯谷川ですけど、この近辺、

硫黄泉がいたるところから

自然の川に流れ込んでいるの。

この川の水自体、硫黄分が豊富なんでしょうね。

そのせいか、

川の水温は一年中高めで

謎の藻が大発生してるの。

       ↓

藻

昆布じゃないんですよ、コレ。

赤潮見たいでしょ。

ま、

水温高めったって12度じゃ

入浴どころじゃないけどね(嘲笑)。

で、

湯溜まりはね、

底がヘドロのような状態で、

足を少し入れると

勝手に泥パックしてくれるような感じ。

そのくせ、上から降ってくる温泉水は、

冷えた体には鞭の様に突き刺さる

43度超。

43

冷えた体じゃ受け止められません。

で、

これから入る

湯溜まりの

温度は・・・・。

30

うわ~、

30℃切ってるや~!!

で、

最も

基本の

外気温は~?

気温

うわぁ!

良かった!!

かすかに

プラス気温だ~(泣)

今日のネタから読んでる人は知らないでしょうけど、

この時僕には微熱が。

水無海浜温泉とは違って、

ほんとにあったまれる場所なんて無いわけです。

・・・・・。

科学的なデータは揃った。

UPするネタも揃った。

すでに水無海浜温泉にも浸かった(命がけで水没のほうも)。

前日には「ななえ新病院」に通い、

5000円くらいの診察(レントゲン、心電図、肺機能、血液、尿検査含む)と2週間分の薬を処方されてきた。

国連常任理事国には『拒否権』ってのがあると聞きます。

もう・・・・・・、

・・・十分だよね。

僕、疲れたんだ・・・。

なんだか、僕、ねむいんだ・・・・。

ってなような事を

言って、

ネロだって

疲れて

寝ちゃったんだよ、

パトラッシュと。

あのですね、

今、あえて皆さんに発信しますけど、

オイラはね、

普通の一般人なんです。

ネット上ですごい事やって笑いをとっている人もいますけど、

スポンサーサイト一つない弱小サイトの管理人で、

職業も別にお笑いじゃないんです。

そんなオイラが、

体調不全でも、

頑張ったじゃないスか。

一体オイラに

これ以上

どうしろと!?

入浴

・・・・入浴しました。

外気温0度、水面上水温30度、足元水温13℃。

やっぱり底は冷たい~・・・。

水無海浜温泉よりずっと辛かったっす。

余裕なし

タオルで体を拭く余裕すらなく、

そのまま服を着たら、なおさら寒かったです。

そういうわけで、

弐萬ヒット企画兼、

サイト開設一周年記念兼、

パンツキリ番888記念企画

終了!!

 
追伸:人間って意外に丈夫・・・。