みなさん今日は。友北@です。
今朝は雪が積もりましたね。
七飯町では結構な積雪でしたが、
気温が高かったので、道路はすぐに顔を出しました。
・・・こういうのが本当の日記っていうんでしょうね。
オイラの場合、
日記というよりは、
過去のネタ記って感じですか。
さて、
今日は我がサイトの内容に関係のある事件の紹介です。
まあ、
すでにご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、
お許しください。
うちのサイトのコンテンツに、
「道南の伝説」
ってのがありますね。
ここに、道南「知内町」の伝説を載せています。
知内町は、かのサブちゃんの出身地であり、
特産品としてマコガレイ、カキなどの水産物、ニラなどの農産物、
さらには知内温泉、こもれび温泉などもあり、
夏には
「おっぱいまつり」
が盛大に開かれる素敵な町です。
おっぱいまつりだけに盛大って文字が似合いますね。
すいません、独り言です。
道南に住んでいる方にとっては
「おっぱいまつり」
はなじみがありますが、
他の地域の方々は
どんな祭りか想像できないでしょうね、ムフフ・・。
(追記:掲示板にレイモンドさまより「おっぱい祭り」の由来が書かれております。)
さて、その知内町の伝説に
「雨石さま(あまいしさま)」
というのがあります。
伝説の概要はうちのサイトの伝説ページにもありますし、
知内町のホームページの
「歴史散歩」のコーナーにものっていますので
そちらをご覧ください。
http://www.town.shiriuchi.hokkaido.jp/history/01.htm
で、
この雨石さん。
簡単に説明しますと、
その雨石さんを川底に沈めると、
雨が降るという言い伝えがあるんだそうです。
昔の人は、何をやるにしても、自然の気まぐれに右往左往し、
天候によっては、生死を分けるような生活だったわけですから、
そのような言い伝えは全国各地に数多く伝えられているわけです。
とくに旱(ひでり)が続けば、農作物は壊滅的なダメージを受け、
川は干上がってしまうともなれば、神に頼むしかないのは想像に難くないといえます。
この雨石さんは、幾度となく村人を救い、
知内の神社に御神体として祀られていたわけですが、
実は、
つい最近、
この雨石さまが、
その能力を見せつける
という事件があったそうなんです。
今から20年ほど前(昭和60年)に、
かんばつのために水不足となり、
知内町内の川の水位が著しく減少し、
鮭が遡上できずに河口に群れて足止めされている状態が
続いたことがあったそうな。
そうなると、
鮭も困るし、
鮭を捕獲し利用する人間も困るということで、
当時の漁協組合長さんが故事を思い出し、
祭壇を作り、雨石さまを川に沈めたそうです。
すると、
その翌日には雨が降り出し、
川の水位が上がり、
鮭はいっせいに遡上を
開始することが出来たそうです。
・・・スゲー。
これはまた、不思議な話ですよね。
世界中がネットでつながり、顔も知らない人とのコミュニケーションが当たり前になった昨今。
もののけやら伝説やらがその魅力や魔力や妖力などの不気味な輝きをなくしつつある反面、
デジタル技術の進歩で、だれでも心霊写真が作れるような混迷の時代。
何が真実で何がそうでないのかを自分自身で判断していかなければならない時代になってきたとも言えるでしょう。
この雨石さまの話、
昔からの伝説が
証明されたといえるわけです。
そりゃ、
否定的に見れば、
偶然雨が降り出したとも言えるかもしれませんね。
でも、
現実に、
雨石を川底に沈めたら、
雨が降ってきちゃったんですよ。
すごいですね。
伝説もあながちうそではないってことでしょう。
さらにすごいことに、
その時に降り出した雨は
いっこうに止まず、
大雨となり、
鮭の採取施設を、
濁流とともに
押し流しちゃったそうです。
雨石さま、
張り切りすぎ(笑)!!
「久しぶりの出番だったもんで、つい・・・。」
とか言ってそうですね。