職場のパソコンの修理を頼むのも面倒なので、
諦めています。
高校受験が終わりましたね。
ご苦労様でした。
受験で思い出したことがあるんで、
今日はその話です。
よく、就職試験や資格試験、さらには国家資格の試験などで、
「内田クレペリン検査」っていうのがありますね。
これは、
制限時間内に羅列してある数字を延々と足し算していくっていうもので、
その正答率や達成率から、性格診断を行うというものです。
ちょっとやり方だけ紹介しましょう。
答えが二桁の時には、その一の位のみを数字の間に書いていきます。
ちょっとやってみましょう。
問題 3 8 9 4 4 5 8 ・ ・ ・ ・
↓
1 7 3 8 9 3 ・ ・ ・ ・(こっちが解答)
3 8 9 4 4 5 8 ・ ・ ・ ・
とやるわけです。
これを延々とやり、一定時間(2分だったかな?)たったら、
次の行に進み、同じことを繰り返します。
延々やるわけですから、当然作業効率が落ちてきますね。
その辺の変化で人格を決定されるという、
ある意味不条理な検査です。
実は、
受けたことあるんですよ。
この試験にはいくつか注意書きがありました。
ほとんどは忘れてしまったんですが、
とにかく、「HBの鉛筆を使え」
ってのがありました。
大学入試センター試験等のマークシート式試験では
半ば常識ですね。
コンピューターが採点する上で、読みやすいようにしているそうです。
濃すぎたり薄すぎたりすると読み取れないんですね。
聞いた話だと、シャープペンシルは、
芯が折れないように周りをコーティングしている薬剤が邪魔になる
ということで禁止になっているそうなのですが、
本当のところはわかりません。
とにかく鉛筆なんです。
しかし、当時大学生だったオイラは
普段は鉛筆なぞ使うこともなかったため、
家にあったありあわせの鉛筆で
HBのやつを探し、
カッターで削り、
試験に臨みました。
いざはじめてみると、
夏の暑さでイライラがつのります。
しかも、
汗っかきのオイラは、
汗で滑って、
鉛筆がまともに
握れなかったんです。
鉛筆の表面をコーティングした塗料が
汗でぬれたせいなんです(泣)
「こんなことで、オイラの人格が決定されてしまうのか!!」
・・・なんとか(文字通り)持ち直そうとしたんですが、
あせってしまって、計算に集中できません。
本気であせるオイラ。
こ、こんなことならシャープでやればよかった~(泣)
と考えるうちに、
ふと気がつきました。
前のやつ、
シャープ使ってる・・・。
計算をある程度すると、カチカチって聞こえるんです。
屈辱。
ルールを守って殉死ですか、オイラ。
前のやつは姑息な手段でクリアですか。
・・・そんなルールなんてくそくらえだ!!
とも思いましたが、そんなこと考えてる間にも、試験管が
「はい、次(の行へ進め)。」
と無機的に繰り返します。
っつーか、前の人がシャープを使ってることに気づくような精神散漫状態では、
結果はもう駄目駄目なのは明らかなんですが。
もう、仕方ないので、試験に集中しました。
でも、
人間って、一度音が気になり出すと、
駄目なんですよね(泣)。
みんなが鉛筆でカキカキしてるんですけどね。
その音に混じるんですよ。それが。
その時の部屋の中の状況をあらわして見ます。
カキカキカキカキカキカキカチカチカキカキカキカキカキカキ
カキカキカキカチカチカキカキカキカキカキカキカキカキカキ
カキカキカキカキカキカキカキカチカチカキカキカキカキカキ
カキカキカキカキカキカキカキカキカチカチカチカキカキカキ
カキカキカキカキカチカチカキカキカキカキカキカキカキカキ
カキカキカキカキカキカチカチカキカキカキカキカキカキカキ
カチカチ・・・・・・
ね、なんかイラつくでしょ?
まあ、でも、そんなの
我慢できない程度の集中力しかないオイラが悪いんですよね。
ただ、
その後事件は起こったんです。
カキカキカキカキカキカキカチカチカキカキカキカキカキカキ
カキカキカキカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチガタンガサゴソガチャ・・・・・・ガチャガタンカチカチカチカチカチカチカチカキカキカキカキ・・・
こ、
こいつ、
シャープの芯、
切れてやんの
(爆笑我慢)
机の中から筆入出して、
芯の入れ替えしてるよ!
(核爆笑押し殺し)
だ、誰か助けてくれ!
笑い死ぬ!!
・・・って、
こんな精神状態で、
内田クレペリンできるか!!
いったい、オイラの人格はどういう風に診断されたのでしょう・・・。
あ、でも、試験通りました。
まともな精神状態のほうが駄目だったのかも知れません。