やっと一週間が終わりましたね。
週末満喫予定の友北@です。
以前、墓参りの時に親族で墓巡り中に、
道南情報を色々仕入れてきたんですが、
すでに親族にもサイト経営をカミングアウトしてたので、
「いやあ、うちのサイトは道南のいろんな情報を紹介するからさ~」
なんていったら、兄が真顔で、
「お笑い系サイトだろ。」
っていいました。
真面目なコンテンツもたくさんあるんですが・・・。
さて今日はそんな真面目なコンテンツの紹介です。
すでにご存知の方はご容赦ください。
「道南の伝説」コーナーから。
道南の伝説にはいろいろありまして、
かつてこの日記でも「雨石様」について紹介したことがあります。
くわしくはこちら
今日は木古内町の伝説です。
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薬師山の三本杉
仲の良いアイヌの家族が住んでいた。いつものように夫と息子が漁に出たが、夕方になっても帰ってこない。二人の帰りを待っていた妻は心配して浜辺に出たが、誰も来る様子がない。
広い浜辺のどこを探しても見つからず、そういう日が幾日も続いたが、二人は帰ってこなかった。すっかり絶望してしまった妻は、とうとう二人の後を追って海に身を投げてしまった。
この悲しい出来事が各地へと伝わり、かわいそうに思ったある人がこの親子三人のためにと、海の見える薬師山の頂上に三本の杉木を植えた。
すると、いつしかこの木の根がつながり、一つの根から三本の杉が出ているようになったという。
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悲しい伝説です。
先日、休日を利用して、この伝説の場所を訪れるべく木古内町に行ってきました。
木古内町のスポーツセンターの裏山が「薬師山」になっているらしいのですが、
どうにも登山口が見つからないんです。
あるのは野球場と墓場。
おそらくどちらかの裏手に登山口があるに違いない。
あたって砕けろ、墓場にゴー!ってな感じで歩いていったんですが、
犬の散歩を放し飼いでしているキチ○イババァおばさまがいらっしゃったので、
あえなく墓場方面を断念。
(犬の放し飼いは法律違反です。絶対にやめましょう。)
仕方なく野球場の裏手に向かったんですが、
看板も案内も全く何もないんです。
とりあえず登ってみることにしたんですが、
赤ちゃんがいるもんで、3人一緒にのぼるわけにもいかず、
ここは調査員として友北@オイラが単身潜入することになりました。
どうやら散策路になっているようなのですが、
しっかり整備されています。
これなら毎日の散策などにも利用できそうです。
それほどキツイ山道ではなく、ハイキング程度にちょうどいいです。
で、ほどなく山頂に着いたんですが、
なんにもねぇ。
木は・・・・・・ある。
でもこれ、
松だし(笑)。
う~む、おかしいな。
まさかこれが杉なわけないしな~。
で、仕方ないので先に進むことに。
道はすっかり山道に変わり、薄暗い森の中を彷徨う羽目に。
するとこんなところに出ました。
朽ちた観音堂と観音像。
その横に周囲よりも一際大きな杉。
恐いって!!
1人で来るとこじゃないよ。
写真にとっていいものかどうか
かなりためらっちゃったよ!
で、
噂の杉はこの杉か!?
う~ん、確かに杉だ。
がしかし、「三本杉」っつっても、
どう贔屓目にみても一本杉なのだが。
ま、これだけ調査すればねりこも納得してくれるに違いない。
ということで、帰路に着いたんですが、
元々冒険好きですから、来た道を帰るのも楽しくないと思い、
この観音堂から続く未知の下りの道へ進んで見ました。←よく遭難の原因になるので真似しないように
すると、今度は観音様がたくさんみつかりました。
(はは~ん、こりゃ、四国八十八箇所巡りのなんかだな。)
などと、適当に納得しながら進んでいたら、
すごい木を発見しました。
お~、これはなかなかすごい。
オンコ(イチイ)の木ですね。
オイラの知り合いに営林署関係の方がいて、
「オンコってのぁなかなか伸びねぇから、木質がかてぇんだ。だから、一番って意味でイチイっつーんだ。だから、でけえオンコ見たらかなりの樹齢だとみて間違いねぇんだ」っていってました。
って事は、これも結構な樹齢なんでしょうね。
社も建ってるとこ見ると、なんかの信仰対象でもあるのかな。
看板も立ってるし、見て見ましょう。
では、看板の画像です。
特に、
最後の行をお見逃しなく。
3本杉は
本当はオンコの木です。
って、オイ!!
ここまで引っ張って
そんなオチか、木古内町!!
なぜオンコが杉と呼ばれるようになったのかも併記して欲しいところですね。
伝説、場所についての詳しい情報はこちら。