国産の電気機関車として最古の部類に入るという電車が、北斗市運動公園にあります。
製造年は1923年(大正12年)で、東洋電機製。当時日本セメントでは、この5号車を含めて4台の電車を使用して、峩朗鉱山から石灰石を運搬していました。それ以前は、台車を馬に曳かせたり一時的に蒸気機関車を使用していたそうです。工場へ向けて急勾配を下るため、ブレーキは手動のほか、前後の車輪間に磁石式の電気吸着ブレーキが取り付けられています。
60年以上にわたって活躍してきた1号車と3号車は1980年(昭和55年)に解体され、2号車は1985年(昭和60年)に製造元の東洋電機が払い下げて、復元保存しています。この5号車もスクラップ解体される予定でしたが、1988年(昭和63年)旧日本セメントの協力で当時の姿に復元され、保存することとなりました。
内部も見ることができます。運転台なども綺麗に保たれており、運転手さんごっこもできそうです。
関連サイト
鉄道ホビダス-編集長敬白より、東洋電機の工場内に保存されている2号電車について。
[google-map-v3 width=”350″ height=”350″ zoom=”12″ maptype=”roadmap” mapalign=”center” directionhint=”false” language=”default” poweredby=”false” maptypecontrol=”true” pancontrol=”true” zoomcontrol=”true” scalecontrol=”true” streetviewcontrol=”true” scrollwheelcontrol=”false” draggable=”true” tiltfourtyfive=”false” addmarkermashupbubble=”false” addmarkermashupbubble=”false” addmarkerlist=”41.82346134720626,140.6362223625183{}binoculars.png{}旧日本セメント株式会社上磯工場の5号電車” bubbleautopan=”true” showbike=”false” showtraffic=”false” showpanoramio=”false”]