一緒に仕事をする予定だった人が20分遅れてきました。
どうやら高校野球を見ていて遅れたらしいです_| ̄|○
友北@ななめしです。
さて、道南の湧き水探索3回目です。
たまには真面目なコンテンツも入れないとダメですよね。
今回は函館市。
函館市の湧き水はあまり多くないようで、
函館市の歴史からもその事実が読み取れます。
かつて函館山は海にポツリと存在した島であり、
その島と陸地の間に砂が溜まり陸地となって行った
砂嘴(トンボロ)と呼ばれる地形であり、
『井戸を掘っても水が出ない』
といったような水不足に悩まされ続けた地域です。
実際に函館の水道の歴史を調べると、
『谷地頭方面に湧いていた水を樋で引いたのがはじまり』
らしいのですが、すぐに水量が足りなくなったそうです。
現在、当サイトで把握している函館市の湧き水場所は4ヶ所。
1、函館山の裏側
2、神山町崖下
3、赤沼
4、陣川上の霊場
このうち、1は完全に接近不可能。3はサイトで紹介済みなので、神山町に向かうことに。
ところが、いざ行ってみると、私有地だったようで、
ちょっと勝手に接近するのは無理っぽくなっていました。
一応場所を伝えておくと、
神山小学校よりも北に向かい、歩行者専用橋のあたりを民家の方に入り、崖を右手に見ながら畑を探索すればそれらしい跡を見つけられます。くれぐれも私有地であることを忘れずに。
さて、
そのまま陣川の霊場へ。
場所は陣川温泉への道をそのまま山に登っていくだけ。
こぶし座さんの横を通って悪路へ。
ここにはお地蔵様がたくさん並んでいて、八十八ヵ所巡りが出来るとか。
途中で木が立ちはだかります。
こういうのって『斬ろうとした工事関係者が・・・』みたいな話を想像してしまいますね。
道はいくつかに分かれているのですが、ほぼ直進。
これ以上は車では進めないという所で下車し、
徒歩で細い道を下ります。
道を間違えるととんでもない悪路に迷い込むので注意を。
ここから徒歩。
5分ほどで到着。
霊場なので、
信者の方々が整備しているらしく整った現地に到着。
写真左手前の方に湧き水。右手奥に大岩。
斜面から硫黄の成分たっぷりな水が滾々とあふれ出ています。
大正時代まではここに湯治場があり、
この水を沸かして浴用にしていたとか。
しかし、この沢の下流に笹流ダムの建設が始まり、
衛生上の理由から廃業になったと文献にあります。
ま、硫黄泉ですから、
飲めませんけど。
ちなみに右奥の方には大岩が二つあって
オイラはギリギリ横向きで通れました。
沢水は綺麗なので沸かせば飲めそうです。