先日福島町に行った折り、知内町の道の駅に寄っておっぱいまんじゅうとホッケの切り込みを購入しました。
ホッケの切り込みは、福島町のダイキュウ吉田商店さんのもので、ピリッと辛くてとろけるようなうまさ!以前ネットで注文したのですが、福島町のお隣の知内町道の駅に何故かあったので、迷わず購入!
福島町の道の駅にも寄ったけど、何故か売っていなかった・・・たまたま売り切れだったのかしら?
それは置いといて、今日のメインはこのおっぱい饅頭ですよ!
知内銘菓のおっぱい饅頭です ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
裏返してみましょう。
賞味期限は結構長持ちでした。2週間はあったかな?
原材料を見ると、小麦粉、砂糖、バター、卵黄、白餡、加糖練乳、植物性油脂・・・練乳はありますがミルクは入っていないようです。
そして製造者は木古内町末廣庵さん。お隣の町のために美味しいお菓子を作られる心意気が素敵です。
ところで、パッケージには赤ちゃんにおっぱいをあげるお母さんが描かれていますね。なぜなんでしょう。・・・こちらは後ほどご説明いたします。
それでは、うっすら透けて見えるお饅頭を取り出してみましょう!ぐへへ!
こ れ は !
うっすら桃色がかった白いすべすべの本体部分に、ピンク色のぽっちが!
ちょっぴり斜めから見てみましょう。
お約束ピンボケですみません。
まあるいです。
白っぽい本体部分はお砂糖のデコレーションで、中には白餡が入っており、食べるとふんわりと甘さが口いっぱいに広がります。
ええ、本当は中身を切ってお見せしたかったのですが、これを見た瞬間いてもたってもいられなくなり、子どもたちと一緒にペロッと食べてしまいました。毎度の事なのですが、食べちゃってから写真撮っとけばよかったって気付くんですよね・・・。おっぱいに対するテンションが上がり過ぎたのも原因の一つです。
知内町にお越しの際は是非!
おっぱい饅頭の由来
さて、なぜ知内町ではおっぱい推しなのかを知る必要があります。その辺りをきちんと説明しないと、知内町居住者が全員おっぱい好きとか思われてしまい、全知内町民の皆さんを敵に回してしまうかもしれません。違います!「遊ぶべ!道南探検隊」は知内町が大好きです!特に雷公神社とかユートピア和楽園とかね・・・。
知内町には、「姥杉」と呼ばれる根元に乳房の形をした瘤のある杉の巨木があります。この木をご神体とする姥杉神社もあります。
この木は、「乳不足で苦しむ母親を助けたい」と遺言し、1263年に雷公神社の祖の妻・玉之江を葬った場所に植えられたと伝えられ、樹齢700年といわれています。
瘤は今は一つですが、以前は乳房のように二つあったといいます。
古くから、母乳の出ない女性が洗ったお米を献上して祈願し、その米を持ち帰ってお粥にして食べるとお乳が出るようになったことから、乳母杉と呼ばれ、女性の守り神となりました。
この伝説から「おっぱい饅頭」が生まれたのです。
パッケージのイラストも、この伝説に基づいたものなのです。よくお乳が出るようにとの願いを込められたお菓子なのですね。
ちなみに、この木と同様に乳房状の瘤を持つ木「乳房檜」がお隣の福島町にもあり、産後の女性がお参りすると乳の出がよくなるといわれ、ご神木として大切にされています。
隣町同士で同じような伝説の残る木があるのは、何だか不思議ですね。知内町や福島町方面へ行くことがあったら、おっぱい饅頭を片手に一度実際にご覧になってはいかがでしょうか。