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石にまつわる伝説

函館・道南の歴史・伝説

山越の夜泣き石:八雲町

関所が設置されていた時代に、罪人を切るために腰をかけさせたと言い伝えられている石。真夜中、関所の裏の方からしくしくと人のしのび泣く声が聞こえてくるので、関所の番人が不思議に思って行ってみると、暗闇の中に人がうずくまっているように見えた。番人...
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函館・道南の歴史・伝説

黒岩:八雲町

アイヌの移住バージョン1海岸にある岩をアイヌがクンネシュマ(「クンネ」は黒くある(なる)暗くある(なる)の義。「シュマ」は岩、石)と呼んだので、そのまま訳した。ここに昔、アイヌが室蘭より移住したと伝えられているが、その時に駒ケ岳が噴火して灰...
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函館・道南の歴史・伝説

夜泣き石:函館市

函館山中腹にある自然石。もとは頂上にあったものだが、明治32(1899)年に山の要塞化のため小さくしてここへ下げたという。昔、悪人に殺された母子が大きな石の下に埋められ、毎晩泣き声が聞こえたので、日持上人というお坊さんが供養し、それからは泣...
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函館・道南の歴史・伝説

船魂神社:函館市

義経伝説義経が津軽海峡を渡っていると、海が大荒れとなりいよいよ船が沈むかと思われた時、船魂明神の奇跡によって、北海道に上陸した。水を探していると、童子が忽然と岩の上に現れ、指差す方を見ると水が滾々と湧き出ていた。後に、この水を船魂明神の宣託...
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函館・道南の歴史・伝説

サンタロ岩:函館市(旧恵山町)

シリキシナイの武井泊に、三太郎と息子夫婦が3人で仲良く暮らしていた。息子は心優しく働き者で、村人からもよく誉められていた。ある日、息子がタラ漁に出ると大時化となり、とうとう戻ってこなかった。三太郎と嫁の2人は毎日磯へ出て、恵山の海を眺めなが...
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函館・道南の歴史・伝説

雨石さま:知内町

雷公神社の祖、大野了徳院重一を祀る神社のご神体である石。「旱魃で雨が降らない年は必ず雨を降らせるので、私を川のほとりに埋めてほしい」と遺言して亡くなった。家族はその通り川のほとりに埋葬し、塚石を安置し記念の松を植えたという。祈願すると必ず雨...
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函館・道南の歴史・伝説

十兵衛石:上ノ国町

昔、木ノ子(上ノ国の地名)の祭りで、十兵衛という男が相撲に勝ち、その振舞い酒をたらふく飲んで酔っ払って帰った。翌朝、安在の砂浜にあった石のそばで素っ裸になって血を吐いて死んでいるその男が発見され、石も血で真っ赤に染まっていたという。狐に化か...
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函館・道南の歴史・伝説

烏帽子岩と龍神石:乙部町

明治22年(1889)春頃、三ツ谷八幡神社旧鎮座地で拝殿の基礎工事が施工された当時、若木幸作という網元が工事の当屋だった。工事を始めたところ、基礎の中心部からこのような烏帽子に似た岩が掘り起こされた。日ごろ信仰心の厚い同氏は早速神主や村役家...
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函館・道南の歴史・伝説

瓶子岩:江差町

今から500年ほど前、ニシンが不漁続きで飢餓に至った時、折居婆(おりいばあさん又は於燐姥おりんばば)が鴎島で白髪の老翁からもらった神水を海に注いだところ、たちまち海にニシンが群来したという。その神水を入れていた瓶子が岩となったのが瓶子岩だと...
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函館・道南の歴史・伝説

三上超順の力試しの石:厚沢部町

相撲好きの田舎力士、山田某が館城跡の中を通る旧道沿いに見事な球形をした大石を発見したので自宅に持ち帰り、毎日のようにこの石で力試しをしていた。しかし、そのうち妻が病気になってしまった。すると、「拾った石は館城で戦死した三上超順の力試しの石だ...
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