船魂神社:函館市

  1. 義経伝説
    義経が津軽海峡を渡っていると、海が大荒れとなりいよいよ船が沈むかと思われた時、船魂明神の奇跡によって、北海道に上陸した。
    水を探していると、童子が忽然と岩の上に現れ、指差す方を見ると水が滾々と湧き出ていた。後に、この水を船魂明神の宣託水と呼ばれた。(写真は童子岩)
  2. 謎の穴
    船魂神社裏に杉の巨木があり、樹齢も一千年以上と伝えられていたが、その木の横に人工の横穴があった。
    山手に向かって穴に入って10mくらい進むと、下へ延びる竪穴となってさらにはしごで降りると、山手に向かって更に10m以上も延びている。
    別に途中から右手に向かって支道があるが、低いので入ることが出来ない。
    函館山の裏側にある穴澗に続いているという伝説もある。

レポートと解説

他にも平安時代に僧良忍が来たという伝説もありますが、ここは中世からあった観音堂で、後に波分不動や船魂神(船の守護)の信仰が加わったといいます。
また、謎の穴は箱館戦争の際に脱走軍が隠れたところ、某酒造業者が函館山から良質の水を得ようと掘ったところなど、諸説あるそうです。
ちなみにこの穴、万平さん(明治大正時代に函館の奇人として知られた。)が住んでいました。
残念ながらこの穴は現存しません。お隣の西高等学校の体育館を建築する際に、埋められてしまったそうです。
船魂神社の社務所の方のお話では、お宮の後ろ側、西高校の体育館とお宮の間にあったそうです。

船魂神社
祭神:塩土翁命・大綿津見神・須佐之男神
例祭は8月11日。
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