法華寺

法華寺は日蓮宗の寺院で、もとは上ノ国にあった法華堂が始まりで、寺伝では日持開祖となっています。

本堂は1721(享保6)年に建築されたものですが、室町時代に建てられた以前の本堂を復建したもので、室町時代の荘厳な建築美の往時を偲ばせる、日本では数少ない総ケヤキ造りの名刹です。
多数の宝物を有し、特に有名なのは本堂天井に描かれた「八方睨の龍」で、江戸時代の文人画家・池大雅の作といわれています。
7m四方の大きさで天井いっぱいに描かれた龍の絵は見るものを圧倒します。他にも渡辺崋山筆の仙人の掛軸、狩野法眼周信(ちかのぶ)の屏風など、実際に見ることができます。

法華寺の山門は檜山奉行所で使用されていた門で、1678(延宝6)年に建造され1882(明治15)年に法華寺に移されたものです。
1869(明治2)年の箱館戦争では、敗残の旧幕軍兵20余名の生首をこの門にて晒したという話も伝わっています。

1741(寛保元)年7月、松前大島が噴火した際に、江差を含めた沿岸120kmに寛保の津波が襲来し、1467名(うち江差町120名)が亡くなりました。
この碑は慰霊のため、法華寺に建立された慰霊碑で、過去帳は寺内で公開されています。(北海道指定有形文化財)

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