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ねりこ@ななめし

函館・道南の歴史・伝説

賀老の滝:島牧村

小太郎という青年が龍神の住むという大きな滝のそばで、怪我をした小鹿を助けた。それから何年かが過ぎ、彼は金山奉行所を預かるようにまで出世した。当時の幕府の税の取立てが厳しくなったため、金を隠そうとしてその隠し場所を探して、滝の前に来た。すると...
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函館・道南の歴史・伝説

百合子沢地蔵:木古内町

今から200年ほど前、札苅の山奥・百合子沢で地割れが出来て、そこからバラバラになったお地蔵様が出てきた。たまたま通りかかった村人がこれを見つけ、村に持ち帰って大勢で何とかバラバラのお地蔵様をつなげて、三体のお地蔵様にしたのだという。それ以来...
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函館・道南の歴史・伝説

薬師山の三本杉:木古内町

仲の良いアイヌの家族が住んでいた。いつものように夫と息子が漁に出たが、夕方になっても帰ってこない。二人の帰りを待っていた妻は心配して浜辺に出たが、誰も来る様子がない。広い浜辺のどこを探しても見つからず、そういう日が幾日も続いたが、二人は帰っ...
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函館・道南の歴史・伝説

沼の沢:木古内町

ある村人が雨の降る中、山菜採りに沼の沢まで来ると、白い着物の女性が沼のほとりに座り、髪を梳かしているのを見た。気味が悪くなり急いで村に戻ると、人々は昔自殺した女の人が沼の主になったのだと噂した。しばらくしてその噂も絶えた頃、村の子供たちが沼...
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函館・道南の歴史・伝説

佐女川神社:木古内町

かの円空が1665年頃置いていった、観世音菩薩坐像が御神体として祭られていた。しかし、漁もうまくいかず作物も取れない時期が続き、次第に人々の信仰心が薄くなっていった神社は荒廃していったという。1831年1月15日、神社を守っていた人の夢枕に...
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函館・道南の歴史・伝説

チイサゴ:上ノ国町

上ノ国町に伝わる小人伝説。昔、三尺(約90センチ)ほどの大勢の男たちが、小さな船に乗ってここの磯山の土を取りに来た。葦までも抜いて持ち帰った。驚いた村人たちが沖合いまで追いかけたが、見失った。海の向こうに小人の国があり、そこから流れてくるア...
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函館・道南の歴史・伝説

十兵衛石:上ノ国町

昔、木ノ子(上ノ国の地名)の祭りで、十兵衛という男が相撲に勝ち、その振舞い酒をたらふく飲んで酔っ払って帰った。翌朝、安在の砂浜にあった石のそばで素っ裸になって血を吐いて死んでいるその男が発見され、石も血で真っ赤に染まっていたという。狐に化か...
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函館・道南の歴史・伝説

逆さ水松:上ノ国町

天文17年(1548)勝山の城代だった南条越中守広継の妻が、松前家四祖季広の長女であったのに女では家を継げず藩主になることができないのを無念に思っていた。そこで、娘婿の基広に家をつがせようとし、基広をそそのかして蠣崎季広(広継の妻の実父で藩...
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函館・道南の歴史・伝説

神の道:上ノ国町

上ノ国町の大平山の山頂の大きな洞穴には山の神が棲み、日本海の龍神がこの山の神のもとに通うようになった。満潮の夜は山の洞穴の水も増すので、龍神は大澗の大人(おおひと)の穴から通うが、干潮のときは大人の穴から約400間ほど離れた海岸の窓岩の神の...
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函館・道南の歴史・伝説

桂岡:上ノ国町

昔、この山に住む大蛇が村人の夢に出てきて、「私は沼で千年修行したので、今度は海に出て千年修行し龍になりたいのだが、トガフ(旧名)の桂の大木が邪魔なので木を伐って欲しい。どんな礼でもしよう」と頼んできた。多くの村人が同じような夢を見たので、寄...
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