沼の沢:木古内町

ある村人が雨の降る中、山菜採りに沼の沢まで来ると、白い着物の女性が沼のほとりに座り、髪を梳かしているのを見た。気味が悪くなり急いで村に戻ると、人々は昔自殺した女の人が沼の主になったのだと噂した。

しばらくしてその噂も絶えた頃、村の子供たちが沼に遊びに行くと、大きな木に長い髪で白い着物を着た女性が寄りかかるように立っていた。目が合うとすくんで動けなくなった。子供たちは急に恐ろしくなって、夢中で家に帰ったが、頭痛に襲われるのはまだいいほうで、気が狂ったりついには死んでしまう子供もいたという。そして、この沼を恐れて誰も近づかなくなった。

その話も忘れられた頃、山菜採りの人が沼に近づくとそれは大きな蛇がほとりにいたという。人々は自殺した女性がいつしか大蛇に変化したのだと言い合ったという。

レポートと解説

この沼は、札苅の山中にある幸連沼です。
木古内町に問い合わせてみたところ、札苅の林道から枝道を徒歩で向かわなければならないそうで、現地レポートはあえなく断念しました。
私の足が完治したら行ってみます・・・。ヒグマと戦える勇者も募集(うそです)。

「黒ウサギ的こころ」様にて、幸連沼の画像が見られます!
しかし、手前にある沼にて異変が・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
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