夢のない話
皆様、こんばんは。友北@です。
今日は夢のない話です。
メルヘンが好きな方や美しい思い出を壊したくない方は
今日の日記は読まない方が良いと思います。
例によって、管理人友北@のたわごとです。
真面目に受け止めませんようにね。
さて、
昨日はねりこ@におまかせした日記ですが、
今日は自分で書きます。
そうはいっても、仕事場とパソコンの前の往復だけだと、
気が滅入ってしまいますね。
で、
昨日はテレビ見たんですよ。
そしたら、
浜崎あゆみがハ○チュウのCMに出てました。
内容は、鶴の恩返しだったんですけどね。
浜崎あゆみが人間の姿をかりて、恩返しのためにハイチュ○をつくるとかいう内容なんですけど。
実は、鶴の恩返しに似た民話はかなりの派生型がありまして、
鶴を助けたという内容も、
「猟師から金で助けた」
「罠にかかっているのを助けた」
などがあったり、
助けた人についても、
「おじいさん」
「与兵」
「金蔵」
「藤六」
など、たくさんのお話があります。
詳しく調べたわけではありませんが、
地方によって違ったり、
民話をわかりやすく伝えるうちに変化していったりしたのでしょうね。
このお話の鶴は、
自分を助けてくれた人のために、
自分の羽を使って機(はた)を織っていたんですよね。
そして、何度も何度もせがまれ、機を織り、日に日にやつれていく鶴。
しかし、そんな鶴に甘えてしまい、何度も頼んでしまう男。
しまいには、鶴との約束を破り、機を織るのを見てしまう男。
悲しい顔で去っていく鶴。
鶴は最後に一鳴きして去っていきます。
この一鳴きは鶴のどんな気持ちを表しているのか、
想像しただけでも涙が出ます。
約束を守ることの大切さや、
夫婦とはいえ、
人それぞれ触れてはいけない部分がある。
そんな教訓もあるのかもしれません。
で、
子供の頃から思ってたことがあるんですよ。
本当に愛し合っていたなら、
鶴であることがばれたって、良いじゃないか、と。
鶴「ごめんね、私、鶴なの。」
男「俺のために、す、すまない。もう充分だ。貧しくてもあったかい家庭を作ろう!機なんか織らなくていい!お前がそばにいてくれるだけで!」
鶴「ああ、あなた!」
男「鶴!(たしかつうって名前じゃなかったかな)」
ここで、ハッピーエンドでもいいじゃない!
って思ってたんですよ、子供の頃。
でもね、
最近、大人になったせいで、気がついたんです。
自分の羽ぬいて
機織ってたんなら、
体の大部分が
鳥肌状態の鶴になってて、
そんなの見られたら、
そりゃ、
一緒にいられんわな。
・・・大人になるって、心の大切な部分が欠け落ちるって事なんですか(泣)。