雨石松

この地は、「自分が死んだら川のそばに埋めてほしい。そうすれば旱魃の時にはきっと雨を降らそう。」と遺言し、文久元年(1260)に亡くなった雷公神社の祖、大野了徳院が葬られた場所です。

雨石はその場所に置かれた塚石で、雨石神社のご神体でした。日照りが続くとき、この塚石を川に沈めて雨乞いをすると、必ず雨が降ったそうです。そのため、いつの頃からか「雨石」と呼ばれ、雨を降らせ鮭の豊漁を呼ぶ神様として信仰されてきました。
現在は雨石社は雷公神社に合祀されていますが、雨石社の後に松の木が生えていたので、この木を「雨石松」と呼び、「雨乞いの松」として地域の人たちに大切にされています。

なお、ここにある「雨石」は模造品で、本物の雨石は雷公神社の奥深くに眠っています。
入れ物の外に出すと、とたんに雨が降るので厳重に保管されているそうです。

関連:雨石さま:知内町 | 遊ぶべ!道南探検隊

  • 幹周り/170cm
  • 樹高/19m
  • 樹齢/700年(伝承)

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