荒神社の松

荒神社(あらがみしゃ)は、松前藩初代藩主慶広公の四男、松前数馬之介の霊魂のとどまるところとして、この地に建てられました。

この松(クロマツ)は、寛永16年(1639)、仙台伊達藩にいた弟、松前安広が兄の霊を偲び、献じた松とされ、亀甲状を呈した樹皮がその風格を漂わせています。
本州から贈られてきた松なので、北海道では珍しい種類だそうで、もともとは10本以上ありましたが、気候の違いや寿命などで今は1本しか残っていません。

松前数馬之介は、乱世の中で父に逆らい、その父に討たれてしまった悲劇の武将です。その松前への恨みのため、この木の枝は松前方向へと伸びていったと伝説が残っています。

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  • 幹周/290cm
  • 樹高/13m
  • 樹齢/400年(推定)

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