道道41号線、通称「日浦洞門」は、1929(昭和4)年に開通した手掘りのトンネル群です。
「道南建設二世会のホームページ」様によりますと、こちらは土木遺産にも指定されているようですが、これほどの数のトンネルを掘り進めるためには、一体どれだけの時間がかかったのでしょうか。当時の工事従事者の苦労と、完成後の地域の人々の喜びなどをつい想像してしまいます。
現在国道278号線には「サンタロトンネル」という1985年完成の立派なトンネルがありますが、それ以前は日浦洞門が国道でした。
私が幼い頃、この辺りの漁港によく父に連れられて釣りに来ていたのですが、その頃はこの海岸線沿いの道にこういった手掘りのトンネルがいくつかあったのを覚えています。
この辺りの海岸は屈曲していて、「道南金剛」と呼ばれる安山岩質の凝灰角レキ岩(柱状節理)が見事な絶壁も見ることができます。
旧戸井町側から進んで、いくつかトンネルを抜けた後に現れる絶壁の威容。
採石されていたようですが、現在は行われていない模様でした。
その見事な絶壁の傍らに、白い柵で囲まれた湧き水の池があります。
ほんのり青みがかった不思議な色をしているので、きっと鉱泉なのでしょう。
そして、伝説の残る「サンタロ岩」もあります。
詳しくは当サイトの「サンタロ岩:函館市(旧恵山町)」 をご覧ください!
補強される以前の日浦洞門の画像もあります。
ちなみに「日浦(ひうら)」の語源は、近くを流れる日浦川から名づけられたもので、アイヌ語で「フラウェン」<臭いの悪い川>と呼んでいたものの訛りとのこと。臭いの悪い、とは川の傍で温泉でも湧いていたのか、はたまた石油でも出ていたのか・・・。
当サイト的にはちょっと突っ込んで調べてみたい気がします。
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