上国(中外)鉱山跡

上ノ国町早川地区にあった、マンガン・鉛・亜鉛鉱山です。

道南地方に残る唯一の金属鉱山でしたが、昭和61年(1986)5月、円高による採算割れにより閉山しました。北海道の産業遺産として、道庁のサイトにも掲載されています。
昭和11年(1936)に鉱床が発見され、同18年に中外鉱業が本格的に操業を開始しました。
同20年に一度休山しましたが、22年に再開しました。
1975年頃までは主にマンガン鉱を、それ以降は銀、鉛、亜鉛鉱に採掘の重点が置かれました。

マンガンを精製するためのペンシル型の「焙焼炉」がいくつも並ぶ姿が見られます。この地区には最盛期で1500人もの人々が生活していましたが、鉱山が閉鎖された後は無人となり、廃校になった小中学校や、商店、民家の廃墟が残され、当時の様子を垣間見ることができます。
鉱山の遺物としては、ペンシル型の「焙焼炉」が最も目を引きます。これは、マンガンを精製するためのものだそうで、崩れかかった炉からは内部にレンガが使われていることがわかります。

廃墟や鉱山の遺物には事故防止のために近寄らないようにお願いします。
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