栃の木さん:函館市

  1. 悲恋伝説
    キリシタンの和人幸助とアイヌの娘チヤサニとの恋の果て、 結ばれないと知った二人が栃の木の下でトリカブトで心中したという。 (近くにあった沼へ入水、という説や、二人で逃げようとしたが捕らえられ、斬り殺された箇所で赤い鈴蘭が咲くようになった説もある。)
    それから2本の木の枝と枝が結びつき、1本になった。 この伝説から縁結びの木とされ、信仰されるようになった。
  2. 相原季胤の宝物
    相原季胤(すえたね)がアイヌに追われて大沼へ入水するとき、宝物を船形の箱に収め、 両端に猫と鶏を乗せて埋め、その猫と鶏の目から木の芽が出たもの。
  3. 木霊
    日露戦争の時、木霊が戦場に行き、木が血を流したという。木が血を流すたびに戦死者が出たのだと噂された。 出征した兵士の身代わりになる霊木として、千人針を持って祈祷してもらう人もいた。
  4. 乳の神
    乳の神ともされ、乳の出ない婦人が米や供物を捧げて神官に祈祷してもらい、その米と実と葉を粥にして食べると乳が出るという。
  5. 白蛇
    白蛇(龍神)が住む祠として祭られたこともあったという。願の叶う人は、この栃の木の空洞をのぞいてみると、白蛇が見えるという言い伝えもある。

レポートと解説

この木は樹齢800年といわれている大木で、白木神社の御神木として祀られています。木そのものの詳細なデータはこちらのページをご覧ください。かつてこの木の近くにあった沼は深く、そこへ「オサンゴ」を投げて願い事をしていたようです。
明治30年ごろから参拝者が多くなったそうですが、その後少なくなりこの沼は埋められてしまったそうです。


湯の川地区一帯では現在のような町並みができる以前、春になると鈴蘭が咲き乱れ、土地の人々に「リリー」と呼ばれて親しまれていました。
当時の絵葉書に咲いている様子が残されているほか、「鈴蘭丘町」の地名の元にもなっています。
鈴蘭が赤く咲くか否かですが、土に含まれる鉱物によって咲くこともあるようです。
(2009.1.30追記)

2014.5.19

栃の木さん

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