シナの木地蔵:せたな町(旧瀬棚町)

文政年間(1818~29)シナの木の中から発見されたというお地蔵さん。
ある漁業経営者がシナの木の古木を伐採しようとノコを入れたら、「痛い!」と叫ぶ声がした。気味が悪いので帰宅して眠りについたところ、地蔵さんが現れて
「今日お前が切ろうとした木の中にいる地蔵だが、明日はあと一尺下げて切るように」と言ってすーっと消えた。
信心深い経営者が、言うとおりに木を切り倒して真っ二つに割ると、中からお地蔵さんが出てきたという。
その後、このお地蔵さんの木肌を削って患部につけたり煎じて飲むとどんな病気もたちまち治癒すると評判になり、お地蔵さんの顔も体も傷だらけになってしまった。

レポートと解説

現在は延命寺に安置されています。
シナの木地蔵さまを祀った地蔵庵が後に延命寺となりました。延命寺は草創安政2年(1855)曹洞宗のお寺で、毎年7月24日のお祭りにて「三本杉海岸」より灯籠流しなどの行事が行われています。
※画像提供:桧山支庁
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