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函館・道南の歴史・伝説

函館・道南の歴史・伝説

門昌庵:八雲町(旧熊石町)

松前藩10世6代藩主矩広(のりひろ)は、幼年で藩主となったため、藩政をめぐって悪臣たちが暗躍していた。矩広は、悪臣からすすめられて女に迷い、政務そっちのけで悪臣たちの息のかかった侍女たちと遊びほうけていたが、ある時家臣・丸山久治郎兵衛(闇の...
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黒岩:八雲町

アイヌの移住バージョン1海岸にある岩をアイヌがクンネシュマ(「クンネ」は黒くある(なる)暗くある(なる)の義。「シュマ」は岩、石)と呼んだので、そのまま訳した。ここに昔、アイヌが室蘭より移住したと伝えられているが、その時に駒ケ岳が噴火して灰...
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隠れ座頭:八雲町(旧熊石町)

旧熊石町、黒岩という集落にあった洞窟の奥に住んでいた妖怪。昔はこの洞窟に訪れた正直者に宝を授けたという。日本各地に隠れ座頭の名は伝えられているが、各地によって性質は異なり、悪者もいたようだ。この洞窟には円空上人作の地蔵尊が安置されていて、眼...
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闇の夜の井戸:松前町

松前家第十世・6代藩主矩広(のりひろ)の時代、主君の乱行を見かねて諌言した丸山久治郎兵衛(一説に愚次郎兵衛や大沢多治郎兵衛)という忠臣がいた。しかし、丸山の失脚を願う悪臣たちが、殿の鉄扇が井戸に落ちたと偽り、丸山が謀られたと知りつつも井戸の...
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茂草の石神様:松前町

茂草のぬかもり山に子供が大好きな石神様がいて、子供たちは毎日この石神様を、縄で縛って引っ張って遊んでいた。ある時通りかかった婦人が、罰当たりだと子供たちを叱って遊びをやめさせた。すると、石神様が寂しがってその婦人の目を見えなくしたという。婦...
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耳塚:松前町

松前藩の苛酷なアイヌ民族支配強化に対し、アイヌの人々が団結して抵抗を示したのが、寛文9年(1669年)のシャクシャインの戦いだった。はじめはアイヌ側の優位で戦いが経過したが、松前藩は幕府や津軽藩の援助を得て新冠(現在の日高地方にある町)まで...
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古鼠:松前町

昔、松前の山奥に周防堂(すおうどう)というお堂があり、そこには大きな古鼠が棲んでいた。その古鼠は、毎年若い女性を生け贄にしていた。秋田・山内を居城としていた山内采女正(うねめのしょう・采女頭【うねのかみ】とも)が戦に敗れて松前へ落ち延びてき...
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博知石:松前町

昔、松前藩創立以前、東北から移住してきた漁師たちは、船がよく転覆したり沈んだりするので、大きな岩に洞窟を掘り船霊様を祀ることにした。そこで、徳造という信心深い漁師が一生懸命掘削し、3年目の春にようやく完成した。いよいよ念願の船霊様を祀るとい...
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手長池:松前町

延享2年(1745)、松前藩12代藩主、資広(すけひろ)は、中納言八条隆英の娘を正室に迎え、城下の人々は彼女を「京御前様」と呼んで尊んでいた。資広が参勤交代のため江戸にいたある夜、京御前は何かに誘われるように外へ出て、ふと気づくと町外れの池...
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白神岬:松前町

見つからない石の祠ある木こりが3、4人で白神様のある白神岬の山中に入ったところ、苔の下に石の祠が見えた。 驚いて村に帰り、掘り起こそうと大勢の人を連れて行ったが、その場所にはなにもなくなっていた。また、違う人が同じ場所でその石の祠を見つけ、...
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