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函館・道南の歴史・伝説

函館・道南の歴史・伝説

血脈桜:松前町

昔、松前の旧家の娘、静枝(生符の鍛冶屋柳本傳八の娘・お芳とする説も)が吉野山まで見物に行き、美しい尼僧から桜の苗木をもらったので、それを光善寺に植樹した。時が流れて、この静枝が死に桜も大樹になった安永(1772~1780)の頃、光善寺の本堂...
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玄狐:松前町

バージョン1松前家第13世道広の前室は、前右大臣花山院常雅の息女初姫で、明和8年(1771)入輿した。初姫は日頃京都九条稲荷を尊宗していたので、蝦夷地に来るに当たって九条稲荷は姫の道中を守護するため、多数の狐を付き添わせた。天明8年(177...
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桂の木と大蛇:松前町

徳山大神宮の本殿の横に、樹齢500年の桂の木がある。昔、このお宮の別当白鳥氏の夢に、ある夜白髪の翁が現れた。その翁が言うには、「私はこのバッコ沢の奥に住む大蛇である。この沢を出て海に行き、やがては天に昇り、龍となりたいと常々思っているのだが...
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阿吽寺のお不動さま:松前町

焼松不動さま(小不動尊)昔、坪屋源七という者が知人のお葬式の帰りにこの小不動さまに参詣したところ、お不動さまの火炎が本当に燃えて、源七の肩衣に燃え移り、源七は気絶してしまったという。人々が担ぎ出して水をかけ、薬を飲ませて源七は助かった。お葬...
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矢不来天満宮:北斗市(旧上磯町)

矢不来の赤松矢不来天満宮の天神様(菅原道真像)は、赤松の上に乗ってこの地に流れ着き、流れ着いた浜辺には赤松の大木が生えた。昭和5年(1930)、上磯~木古内間に鉄道架設工事が始まり、この大木を伐ろうとしたが、旭川から連れて来た腕のいい木こり...
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茂辺地の犠姫:北斗市(旧上磯町)

茂辺地川では鮭が多く捕れ、古来よりアイヌ人たちはこの鮭を捕らえて生計を立てていた。 後年、下国氏がここを領してからも領民たちはこの川の鮭を得ていたが、ある年のこと鮭が一尾も川に入らず、 それ以来数年続いたので、鮭によって生計を立てていた領民...
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戸切地の龍神:北斗市(旧上磯町)

戸切地川に鮭が上らなくなったので、郷士の岡田信忠は長女のテルを船に乗せ、龍神に捧げた。それからは、テルは晩秋に一晩だけ里帰りするようになった。ある夜、妹がその寝姿を見ると、蛇になっていたという。姿を見られて以来、テルは戻ってこなくなったとい...
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夜泣き石:函館市

函館山中腹にある自然石。もとは頂上にあったものだが、明治32(1899)年に山の要塞化のため小さくしてここへ下げたという。昔、悪人に殺された母子が大きな石の下に埋められ、毎晩泣き声が聞こえたので、日持上人というお坊さんが供養し、それからは泣...
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狢(むじな):函館市

明治初年、高竜寺本堂の本尊の下に住んでいたむじなが、和尚さんのツケだとして、人間の姿を借りて食べ飲み歩いていた。それを知った和尚さんが、自分の博打を勝たせてくれたら、すべてチャラにしてやるともちかけ、むじなが博打をこれでやめることを条件に和...
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武井の島(むいのしま):函館市(旧戸井町)

昔、ここでムイ(アイヌ語・オオバンヒザラガイ)とアワビがけんかをして、島より西側はアワビの国で東側がムイの国と定めたという。また、西側には鮫穴という洞窟があり、タコとサメがけんかしてタコが負けて去っていったという伝説も残っている。この穴は、...
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