島牧の泊川は、17世紀に上流から砂金を採って幕府に献上したという。
この川の上流には温泉があり、その付近の岩肌に黄金澤という文字と謎の矢印があるという。この矢印は、松前藩が有望が金山を隠すために埋めつぶし、その跡がわかるようにした秘密の矢印ではないかと言われている。温泉にも黄金を埋めたという伝説がある。
この川の上流には黄金の滝があり、この滝壺には大量の砂金が沈んでいると言われ、それを採ろうとして川の流れを止めて滝壺の水をかき出そうとすると、もう一息のところで大雨が降り、何度やっても失敗するという。また、成功しそうになると今度は武士の幽霊が滝壺に現れるという。
また、黄金は黄金を呼ぶという伝説に習って、黄金造りの鐘を作り、この黄金の鐘を朝夕打ち鳴らしたという言い伝えもある。
当時のことを知っている老人が、泊川の上流6里の奥の沢で、確かにこの黄金の鐘を見たというので、ある人が老人をガイドとして探検に出かけたが、見つからなかったという。
レポートと解説
松前藩が実際に有望な金山を採掘し、その跡を埋めて鉱脈を隠蔽したということが、藩の記録に残っているといいます。
隣の千走川には賀老の滝があります。この付近一帯でそういった伝説が噂されたようです。
泊川の川沿いに林道を建設中。黄金沢に接近するためにはオフロードバイクか徒歩。しかも、この付近はヒグマの巣なので要注意です。
温泉は黄金湯とも金花湯とも呼ばれ、白濁でしかもコバルトブルーに輝く硫黄泉。
写真は「ORRの道路調査報告書」様よりお借りしたもので、夕陽に照らされた大きな石灰華ドームと湯船が、金色に輝いている瞬間のものです。
ORRの道路調査報告書「金花湯死闘篇(17)」様参照
個人的には一度入ってみたい温泉ナンバーワンなのですが。
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