松前藩が蝦夷地防衛の強化を狙って、安政2年(1855)に築いた陣屋の跡地で、国指定史跡となっています。
この陣屋は四陵の星型をしており、東側の一陵に砲台六門を設置していました。
周囲は高さ2.6~3.5mの土塁と、深さ2.7~3.4mの空堀が巡らされ、南に表門、北に裏門があり門内正面に遮蔽土塁があります。
内部と表門外には役宅などの建物もありましたが、明治元年(1868)の箱館戦争で駐屯していた兵が自焼して退いたため、建物は残っていません。しかし、土塁の保存状態は良好で、見る価値は充分にあると思います。
洋式築城形式で、五稜郭と同類のものです。
また、道道から陣屋へつながる道は桜並木となっており、毎年ゴールデンウイーク頃には陣屋祭りも行われて、桜の名所となっています。
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