百合子沢地蔵:木古内町
今から200年ほど前、札苅の山奥・百合子沢で地割れが出来て、そこからバラバラになったお地蔵様が出てきた。たまたま通りかかった村人がこれを見つ...
今から200年ほど前、札苅の山奥・百合子沢で地割れが出来て、そこからバラバラになったお地蔵様が出てきた。たまたま通りかかった村人がこれを見つ...
仲の良いアイヌの家族が住んでいた。いつものように夫と息子が漁に出たが、夕方になっても帰ってこない。二人の帰りを待っていた妻は心配して浜辺に出...
ある村人が雨の降る中、山菜採りに沼の沢まで来ると、白い着物の女性が沼のほとりに座り、髪を梳かしているのを見た。気味が悪くなり急いで村に戻ると...
かの円空が1665年頃置いていった、観世音菩薩坐像が御神体として祭られていた。しかし、漁もうまくいかず作物も取れない時期が続き、次第...
上ノ国町に伝わる小人伝説。 昔、三尺(約90センチ)ほどの大勢の男たちが、小さな船に乗ってここの磯山の土を取りに来た。葦までも抜いて持ち帰...
昔、木ノ子(上ノ国の地名)の祭りで、十兵衛という男が相撲に勝ち、その振舞い酒をたらふく飲んで酔っ払って帰った。 翌朝、安在の砂...
天文17年(1548)勝山の城代だった南条越中守広継の妻が、松前家四祖季広の長女であったのに女では家を継げず藩主になることができない...
上ノ国町の大平山の山頂の大きな洞穴には山の神が棲み、日本海の龍神がこの山の神のもとに通うようになった。 満潮の夜は山の洞穴の水も増すので、...
昔、この山に住む大蛇が村人の夢に出てきて、 「私は沼で千年修行したので、今度は海に出て千年修行し龍になりたいのだが、トガフ(旧名)の桂の大...
昔、上ノ国に大蔵法印秀海という修験者がいて、ひどい不漁の年に鰊が来るように祈祷すると言ったが、周りの人々はもう時期が遅いので効果がな...